さかなクンの実家が実は金持ちだったと聞いて、驚く人も多いのではないでしょうか?
その家庭環境は決して平穏無事ではなく、囲碁棋士の父との不和や、両親の別居といった複雑な背景を持ちながらも、さかなクンは独自の道を歩んできました。
この記事では、さかなクンの実家の詳細や、父親との関係、そして教育方針などについて深掘りし、その人生の一端に迫ります。
目次
さかなクンの実家が金持ちだと噂に
さかなクンの実家が金持ちではないかと噂になっているのですが、本当なのか調べてみました。
あれほどの魚に関する知識が豊富で、大学で講義までしているとなれば、相当なお家で育ったのではないかと考える人もいると思います。
実家の場所
さかなクン(本名:宮澤正之)さんは、東京都葛飾区で生まれ、神奈川県綾瀬市で育ちました。
実家はこの地域の一角にあったとされ、当時さかなクンが通っていた学校は、綾瀬市立北の台小学校、綾瀬市立北の台中学校、そして神奈川県立綾瀬西高等学校です。
さかなクンが住んでいた住所の通学区域には、蓼川全域や大上1丁目、4丁目~9丁目といったエリアが含まれており、このあたりにさかなクンの実家があったことがうかがえます。
高校卒業後は東京で過ごし、最終的には母親と兄と共に千葉県館山市に移り住み、一軒家での新たな生活を始めました。
さかなクンは、現在も千葉県館山市で母と兄と一緒に生活しています。
さかなクンの実家が金持ちだと言われる理由
調べてみると、確かに一般的な家庭よりは裕福な家だと思いますが、「金持ち」かといわれると、富裕層とまではいえないのではないか?といった印象でした。
なぜ「金持ち」の噂が立ったのか、気になったのでまとめてみました。
金持ちの噂の理由①父親が囲碁棋士九段
さかなクンの父親、宮澤吾郎九段は、プロの囲碁棋士として知られ、実力派の強豪棋士です。段位は最高の「九段」。
囲碁界ではその実力を認められ、最盛期には日本棋院が発表する年間獲得対局料・賞金ランキングのトップ20に常に名を連ねていました。
一般的な囲碁棋士の年収が300〜400万円程度の中、宮澤吾郎九段は副収入を合わせて年収1,000万円以上を得ていたこともあったと見られます。
囲碁棋士の収入はその実力や活動状況に大きく左右されるため、年収には幅があるものの、確かに一般的な企業に勤めるサラリーマン家庭よりも高収入ではありますね。
ただ、囲碁界でトップを競い合うような棋士の中でも、獲得賞金が特別に高いわけではなく、稼げたとしても一般企業の役職者並みの収入と言われています。
現在、宮澤吾郎九段は75歳を迎え、なお現役の囲碁棋士として活躍しています。
また、趣味でオートバイを楽しむ一面もあり、愛車はカワサキ・GPX250R/IIなのだとか。
さかなクンの実家が「金持ち」と言われる理由の一つは、父親・宮澤吾郎九段の収入と強豪棋士としての活躍にありましたが、実家が「金持ち」というより、堅実な経済基盤を持った家庭だったという方が正しいのかもしれません。
金持ちの噂の理由②知識が豊富で教育環境が良さそう
金持ちの噂の理由として、さかなクンが膨大な魚知識を持っていることが挙げられます。
これほど学問への追及が強く、好奇心旺盛であるのは、家庭の教育環境が良かったからではないか?
そして、良好な教育環境を作れるということは、裕福な家庭だったのではないか?といった連想で、噂につながったようです。
意外にも、さかなクンは小中高すべて公立校です。
学校の勉強に関しては少し苦手だったようで、高校時代には三者面談で「授業に集中していない」と注意されたこともあったとのことです。
高校卒業後は、東京水産大学を目指していたものの不合格となり、日本動植物専門学院という専門学校へ進学。
現在は廃校となっていますが、さかなクンはその学校で生き物に関する知識を深めたようです。
専門学校に通うための学費は、おおよそ230万円から250万円程度。
さかなクンの場合は、社会人になるまでの学費総額は800万円から850万円ほどかかったのではないかとネット上ではいわれていました。
大学進学をしたわけでもないので、学費面でいうと、そこまで高額の教育費がかかったわけでもなさそうです。
この点からも、希望の学校に行かせてあげられるくらいの財力基盤はあるけれども、たっぷり教育にお金をかけられる金持ちだったのかといわれれば、そこまではいえない気がします。
金持ちの噂の理由③フィッシュハウスに大量の水槽
さかなクンが暮らす千葉県館山市の自宅には、「フィッシュハウス」と呼ばれる離れがあります。
この部屋は、さかなクンが愛してやまない魚たちのために設けられた水槽でいっぱいになっています。
水槽の中には様々な種類の海水魚が元気に泳いでいます。
水槽で魚を飼うのは維持費がかかります。電気代、餌代、水道代、酸素設備や掃除用品などなど…。
家にひとつだけでも水槽があると結構大変なのに、それが多数あるとなれば、それなりにお金がかかるのは間違いないです。
そのため、たくさんの水槽で魚を飼うことが出来るのは、実家が金持ちだからではないか?と噂になった面はあると思います。
ちなみに、さかなクンが仕事などで家を空ける際は、母親や兄が魚の世話を担当しているとのことです。
家族全員が協力して、さかなクンの大切な魚たちを守ってくれているのですね。
金持ちの噂の理由④話し方が丁寧で育ちが良さそう
さかなクンの特徴的な口癖「ギョギョギョ!」は多くの人に親しまれていますが、それ以上に印象的なのが、謙虚な姿勢と丁寧な話し方です。
さかなクンはいつも相手に対して優しく、特に子どもには丁寧な言葉遣いで接している姿がよく見られます。
こうした言動から、実家が裕福で家庭環境が良いのでは?と思われることがあったようです。
確かに、さかなクンが「TVチャンピオン」に出演していた高校生時代から、謙虚でお辞儀を欠かさない姿が映像に残っています。
振る舞いからは、育ちの良さが感じられますね。
社会に出る前の高校生時代からこの雰囲気なのであれば、おそらく優しい物腰や穏やかな性格は、育ちの良さだけでなく、生まれ持った元々の性格から来ている部分が大きいのではないかと思います。
さかなクンの実家両親との親子仲
実は、さかなクンの実家の父親と母親は不仲で現在も別居状態です。さかなクンと父親も、ほぼ絶縁状態だといいます。
両親は別居状態
現在、千葉県館山市に移住して暮らすさかなクンと母親、兄の3人。
元々、神奈川県綾瀬市で暮らしていましたが、家庭の不和が原因で家を出たといわれています。
2022年には、20年以上にわたり親子関係が絶縁状態にあると報じられ、注目を集めました。
父親と酒
さかなクンとお父さんである宮沢吾郎九段には、複雑な過去があるようです。
普段は寡黙な宮沢吾郎九段ですが、実は大の酒好きで、特に負けた日はかなり飲むことが多かったそうです。
お酒に飲まれてしまって、変わる人っていますよね。
酒癖の悪さの影響もあってか、家では母親に厳しく当たることがあったと言われています。
さかなクンの幼馴染や近所の人たちによると、母親が泣いている姿や顔にあざを作っている様子を見たことがあるらしく…。
家庭内の不和が続く中、宮沢吾郎九段はだんだんと家に戻らなくなり、さかなクンが高校を卒業したタイミングで、お母さんとお兄さんと一緒に神奈川県綾瀬市から千葉県館山市へと引っ越したそうです。
父親とは現在もほぼ絶縁状態
宮沢吾郎九段は現在、埼玉県で一人暮らしをしています。
週刊誌の取材で過去の酒癖の悪さや家族に暴力を振るってしまったことを認めており、絶縁状態についても認識しているようです。
子育てについては「さかなクンが魚を好きな気持ちを尊重して、やりたいことをやらせたかった」と語っていたようで、親子の愛情を感じられる一幕も。
映画「さかなのこ」が公開された際の取材では、「映画はまだ見ていないけれど、そのうち見てみたい」とコメントしました。
息子のことを誇らしく思っている一方で、どこか寂しげな様子も伝わってきますね。
こうした父のコメントを知ったさかなクンも、複雑な思いがあったようですが、「お父さんには感謝しているし、会える機会があれば顔を合わせたい」と話していたようです。
母親・兄とは良好な関係
さかなクンは現在、千葉県館山市の実家で母親と2歳年上のお兄さんと一緒に暮らしています。
母親との仲の良さはSNSの投稿からも伝わり、和やかな家庭の様子が垣間見えます。
お兄さんとは幼少期から非常に仲が良かったそうです。
ギターが趣味のお兄さんの影響で、さかなクンも子どもの頃にギターを習っていた時期があったとか。
さかなクンの実家での教育方針
さかなクンは職業含め、かなり特殊な生き方をしています。自分の興味分野を究極まで突き詰めながら、それを仕事にしています。
自分のやりたいことをやり続けて仕事にもなっていて。人によっては、非常に羨ましい生き方だと感じるかもしれません。
その状態に至るまでには、色々な教育があったのだと思います。さかなクンはいったいどういった教育環境で育てられたのでしょうか。
父親の教育
さかなクンとお兄さんは幼い頃、父親で囲碁九段の宮沢吾郎さんから囲碁を教わっていました。
宮沢吾郎さんは、「本当は子どもたちには囲碁をやってほしかったけど、全然覚えてくれなかったんです」と語り、二人の興味は幼少期から囲碁以外の分野に向いていたことを明かしています。
そんな中でも、宮沢吾郎さんは子供に対して一定の厳しさを持って接していたようです。
さかなクンが学校の成績表でオール2を取った際には、かなり叱られたこともあったとか。オール2はそりゃ叱られますよね。笑
一方で、お母さんは穏やかに子どもたちを見守るタイプだったようで、この対照的な親の教育スタイルが良いバランスを生み出していたのかもしれません。
結果として、さかなクンは自分の好きなことを見つけ、のびのびと魚の世界に熱中する道を歩むことができたようです。
母親の教育
幼い頃から絵を描くのが大好きだったさかなクンに対し、母親はその才能を見逃さず、積極的に褒めて伸ばす姿勢を取りました。
さかなクンが5歳の時に描いたトラックのイラストを見た母親は、「飛び出してきそう」「この角度でよく描けるね」とその表現力を称賛。
これが嬉しくて、さかなクンは次々と絵を描き続けました。
また、小学2年生の時にタコに興味を持ち始めたさかなクンのために、母親は「もっとタコを見せてあげたい」という思いから、丸ごとのマダコを購入し、約1か月間も食卓にタコ料理を並べたとか。
このように子どもの好奇心に寄り添う姿勢が、さかなクンの情熱をさらに深めるきっかけになりました。
さらに、魚に夢中になったさかなクンを水族館へ頻繁に連れて行くなど、母親は子どもの興味を全力で応援。
勉強が苦手で成績が良くなくても、母親は叱ることなく「好きなように描いてもらいたい」と担任の指摘にも反論するほど、個性を尊重しました。
さかなクン自身も、「魚好きを恥ずかしいと思ったことがないのは母のおかげ」と感謝の気持ちを語っています。
自由で温かな教育方針が、現在のさかなクンの独創的なキャラクターと専門知識を支える基盤となったことは間違いありません。
兄の教育
さかなクンには、2歳年上のお兄さんがいます。お兄さんの氏名は公表されていませんが、2024年時点で51歳頃と推定されます。
母親似の優しい笑顔が特徴で、兄弟仲はとても良いことで知られています。
さかなクンが高校生の頃、「TVチャンピオン」(テレビ東京系列)の大会に初出場した際、ブイヤベースを知らなかったことが理由で決勝敗退するエピソードがありました。
それを知ったお兄さんは、自身のアルバイトで貯めたお金を使い、さかなクンをフランス料理店に連れて行きます。
料理の味を研究させる機会をプレゼントしたのです。さかなクンが料理や魚に対する知識を深めるきっかけとなったはずです。
お兄さんの深い思いやりとサポートが、さかなクンの成長に少なからず影響を与えていると思います。
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